QUANMATIC

Press Release 2024年08月30日
量子計算効率化ソフトウェアQANMLの計算規模と品質の飛躍的向上を実証しました

量子計算技術の飛躍的進展を実現、アニーリング型およびゲート型量子コンピュータに対応した計算技術の有効性を実証し、実用化に向け大きく前進

量子計算技術の社会実装を推進している株式会社Quanmatic(クオンマティク、本社:東京都新宿区、代表取締役:古賀 純隆、以下Quanmatic)は、独自ソフトウェア「QANML」に、早稲田大学戸川研究室の知的財産であるアルゴリズムを搭載し、精度を高めながら開発を進めてまいりました。今回、ベンチマーク評価を行い、大規模な計算を高精度で実行できることを実証しました。

これまで、QANMLには、制約条件を利用して問題を圧縮する「ダークスピン法」、解の収束を促進する「マルチスピンフリップ法」、そして問題規模の制限を緩和する「リボアニーリング法」という戸川研究室の知的財産に基づいた3種類のアルゴリズムを搭載し、量子計算技術の応用範囲を拡大すべく、アルゴリズムの改善・ソフトウェア開発に励んできました。(*1)今回の実証結果は、生産現場における製造計画、物流部門での配送スケジュールやルートの計画、流通部門における在庫管理や倉庫管理の最適化、さらに広範なポートフォリオ構築などの様々な計画において、従来の方法では難しかった課題を実用的に解決できるソフトウェアとして、幅広い分野での活用を見込んでいます。

プレスリリース全文

Other News

  • Press Release 2025年10月14日

    NEDO「量子・古典ハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業」においてステージゲート審査を通過

    株式会社Quanmaticと学校法人早稲田大学は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「量子・古典ハイブリッド技術のサイバー・フィジカル開発事業」において、2025年度第1回ステージゲート審査を通過しました。

  • Event 2025年10月10日

    11月7日開催「日本発の量子技術が拓く、次世代コンピューティングの最前線」に当社VP山中が登壇します

  • Event 2025年10月01日

    10月14日〜17日に幕張メッセで開催される「CEATEC 2025」に出展します