CANDAR 2024(第12回国際コンピューティングとネットワークシンポジウム)が、2024年11月26日から29日にかけて、沖縄県男女共同参画センター【てぃるる】にて開催されます。弊社CPOの武笠とVP of Software Integrationの細田が、「Synergies and Future Prospects for Quantum and Classical Computing(量子コンピューティングと古典コンピューティングの相乗効果と将来展望)」と題した基調講演に登壇します。
本講演では、量子コンピューティングと古典コンピューティングのシナジーについて詳しく解説し、それらをハイブリッドで活用したアプリケーション事例をご紹介いたします。量子コンピューティングの理想と現実、量子コンピューティングと古典コンピューティングを組み合わせて実業務へ適用した事例と、量子コンピューティングにおける今後の展望について講演します。
ローム株式会社と株式会社Quanmaticは、半導体製造のEDS工程に量子技術を導入し、セットアップ時のロスを従来比40%削減することに成功しました。これは、量子技術の大規模半導体工場への本格導入として世界初の事例です。 両社は、Quanmaticの量子・古典ハイブリッド計算技術とロームの製造ノウハウを融合した最適化システムを構築し、2024年にフィリピン工場で導入。2025年には前工程への展開も開始し、浜松工場での実証にも成功しました。 今後は複数工場への展開を目指し、量子技術の社会実装と半導体の安定供給体制の強化に取り組んでいきます。