QUANMATIC

川崎市、量子計算×数理最適化で公共施設予約の調整業務を自動最適化 約1か月かかっていた所要時間を1週間に短縮  

背景

川崎市では、市やスポーツ団体などが主催する大会・イベント向けに、公共屋内スポーツ施設の優先予約を受け付けています。しかし、この優先予約の調整プロセスは担当者による手作業に依存しており、非常に多くの制約条件が絡み合う複雑な業務となっていました。

これらの課題に対し、川崎市とQuanmaticは、行政業務の効率化と透明性向上を目指し、「量子実証 川崎モデル創出事業」として、量子計算技術と数理最適化を組み合わせた実証を実施しました。 

本実証の全体概要

取り組み・成果

本実証では、複雑な予約調整業務を量子計算型の数理モデルとして定式化し、量子計算技術を活用した解法を適用しました。理論検証にとどまらず、現場で運用できるWebアプリケーションとして実装し、実業務での適用と効果を検証しました。 

その結果、従来の手作業による調整と比較し、「第一希望の割当数」「公平度*¹」「所要時間」の3つの観点で明確な改善が確認されました。 

また、実装したWebアプリを活用することで、以下の業務改善効果も確認されました。 

成果のまとめ

*¹公平度:各団体の予約希望がどの程度バランスよく満たされているかを示す指標(0〜1)。0に近いほど偏りが少なく、今回の実証では約0.1となり、ほぼ均等な割当が実現されました。 

参考